幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)

ある時、海を照らして現れた神がいて、
「私がここにいることによって、あなた(大国主命)は国造りという大いなる仕事を成し遂げることができたのだ。
私はあなたの幸魂(さきみたま)、奇魂(くしみたま)である」と言いました。
それを受けて、大国主命は「この神こそ、私の幸魂・奇魂である」と理解したのです。
このことは『古事記』や『日本書紀』に記されており、
出雲大社の御祭神・大国主大神は、この幸魂・奇魂そのものとされています。(F.F.)
足立美術館
日御碕灯台