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曼珠沙華

内務の佐野です。

朝晩は肌寒くなって、秋を感じるこの頃です。
家の周りに燃えるような真っ赤な花が目立つようになりました。

彼岸花です。
彼岸花って・・
呼び名も沢山あれば、持っているイメージも人それぞれに沢山あるようです。
鮮やか・・
妖艶・・
妖しい・・
不気味・・

彼岸花の別名で良く知られているのが、
サンスクリット語が語源の曼珠沙華(まんじゅしゃげ)ですね。
天界に咲く花という意味らしいです。

仏教の経典の記述によると・・
おめでたい事が起こる兆しに、天から降ってくる赤い花。
サンスクリット語ではmanjusakaと書くそうです。

話はそれますが、
山口百恵が歌っている『曼珠沙華』は大好きな歌です。
この歌の中でも「まんじゅしゃげ」ではなく、
「まんじゅしゃか」と歌われています。

他には、
死人花(しびとばな)地獄花(じごくばな)幽霊花(ゆうれいばな)など、
ちょっと気味の悪い呼び名もあります。
あの世とこの世が最も通じやすいお彼岸の時期に咲く花だからでしょうか。
それともよく墓地などにも植えたりしたからなのでしょうか。

墓地に植えるのはこの花に毒があることから・・
昔は土葬であったために、モグラや野ネズミなどの被害を防ぐためとの説があります。

それほど強くはありませんがアルカロイドという毒があるため、
毒花(どくばな)痺れ花(しびればな)などの別名もあるようです。

でも本当は、毒は水にさらすと抜けてしまい、
でんぷんを多く含んでいるため食用にも大変適しているのです。

田んぼのあぜ道に彼岸花がたくさん植えてありますよね。
前述のモグラや野ネズミ予防もありますが、
天災などの緊急時に食用にする為に植えてあったようです。

一説には、
緊急時に備えて植えているのだから、普段食べてしまっては意味がない。
なので、その毒性だけをあえて言い伝えてきたのだという説もあります。

その他にも・・
花が咲いている時期には葉がなく、
葉のある時期には花が咲かないという特徴から、
葉見ず花見ず(はみずはなみず)とも呼びます。

花の姿形から、
天蓋花(てんがいばな)狐の松明(きつねのたいまつ)剃刀花(かみそりばな)など、
その地方独特の色々な呼び名が、この花にはあるようです。

秋ですねぇ。(o゜ー゜)

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